ココハル日和

2026/07/17
愛は見えにくいこともある♡

仕事の帰り道。

前から親子が少し大きな声で話しながら歩いてきた。

小学校3年生くらいの男の子と、お母さん。

二人とも少し感情的になっていてね、こんな会話が聞こえてきた。

 

(子)「なんであかんの?」

(母)「危ないねん!水はな、怖いねん。」

(子)「めっちゃ少しの水やねんで!」

(母)「水はな、少しでも溺れるねん!めっちゃ怖いねん!」

(子)「膝までぐらいやで!」

(母)「水は10㎝でも溺れるんや!!!」

(子)「そんなんあるわけないやん!なんであかんの!」

(母)「あかん!絶対あかん!」

(子)半泣きで「お母さん、なんでなん!行きたい!」

 

そこまで聞こえたところで、私たちはすれ違ってしまった。

男の子は顔を真っ赤にして半泣き。お母さんは、とても怖い表情で厳しい口調だった。

子どもだけで水遊びをする話だったのか?

浅瀬だから大丈夫、と男の子が訴えていたのか?

何があったのか、本当の事情はわからないけれど…

 

それでも私は、あのお母さんの気持ち、わかる気がした。

 

以前、テレビで「水は5㎝ほどでも溺れることがある」という話を聞いたことがある。

だから、お風呂の残り湯でさえ、命に関わる危険があることを知ってから、

私も子どもたちには何度も「水は本当に怖いから気をつけて。」って伝えてきた。

だから私には、

あのお母さんは、ただ怒っていたようには見えなかった。

 

我が子を危ない目に遭わせたくない。

怖い思いをしてほしくない。

無事でいてほしい。

 

そんな強い想いが、少し不器用な形であらわれているように見えた。

もちろん、本当のことはわからないけれど。

でも、私には「怒り」よりも、その奥にある「愛」を感じた気がした。

 

こういうことって、親子に限らないのかもしれない。

たとえば、

恋人に「最近、なんだか冷たいね。」と言ってしまうこと。

友達に、「私のこと、どうでもいいの?」と拗ねてしまうこと。

職場で、「ちゃんと確認してよ!」ときつい口調になってしまうこと。

 

あなたが、相手にそんな風に言ってしまう時、

一見すると責めているような言葉だけれど、

その奥には、

「大切だから。」

「仲良くしたいから。」

「うまくいってほしいから。」

そんな想いが隠れていること、あるんじゃないかな。

 

だとしたら、

もし、あなたが相手に強い口調でなにか言われたなら、

「この人は、本当は何を伝えたかったんだろう。」

っていう視点で相手の言葉を捉えてみると、少し違う感覚になるかもしれない。

 

愛は、優しい笑顔や温かい言葉だけとは限らない。

ときには、怒った顔をして現れることもある。

だからこそ、

その奥にある想いにも、静かに目を向けてみたいな、と。

 

通りすがりに出逢った親子から、また1つ大切なヒントをもらった帰り道でした♡