母が通っている整骨院には、たくさんのスタッフさんがいるそう。
その中でも、I さんの施術が一番好きなんだって♡
理由を尋ねてみるとね、
「I さんの手はとっても優しくて、でもちゃんとツボに入って心地いいねん。」
と教えてくれた。
他のスタッフの手は、技術はありそうなんだけど母にとっては強すぎたり次の日に痛くなったりして…
Iさんの手は、年老いた母の身体をわかっているような感じで触れてくれるそう。
でも、ご指名はできないので、いつも「Iさんにあたりますように…」って待合の椅子で願うんだって(笑)
ある日、整骨院から帰ってきた母が、
「なんでIさんの手が優しいか、わかったんよ!」と嬉しそうに電話してきた。
Iさん。ご自身のお母さんがご病気だそうで。
あとどれくらい元気に動けるかわからないから、できるだけお母さんに逢いに行き、いろいろなところへ連れて行ったりマッサージをしたりしてあげているんだそう。
だから、Iさんの手の優しさは、ただの技術や性格ではなく、
「たくさんの愛と苦労を知っているからこそ生まれるもんなんやね。」って。
そっか…
この世はすべて「陰と陽」というのなら、
私のまわりにいる優しい人たちも、
きっと、人には見せない苦労や努力があるのだろう。
そして、その苦労や努力が、その人の優しさを支えているものとなっているのかもしれない。
誰かの優しさに触れたとき、
その裏側にある小さな物語にも、少し想いを馳せてみたいと思う🌟
