教育のお仕事で、毎年たくさんの学生と時間を共にしているのですが。
ほんといろんな学生がいるんです🥰
新年度が始まり、ふと思い出した数年前の学生のこと…
一生懸命に授業を受けるというより、友だちやバイトの方が楽しいからそっち優先っていう感じの学生さん。
よく遅刻もしてたから何度か個別に話もしたな(笑)
おっきな声で笑ってて、友だちと冗談言い合って、毎日が楽しそう…。
にぎやかな印象の子でした。
半年間の授業が終わる最終日には、いつも感想を書いてもらっています。
なんでも書きたい事をどうぞって。
すると、その学生さん、「授業に来るのが楽しかったです!」とあった続きに、
「中学生の頃、家や親が嫌すぎて何度も家出していました。だから、昔を思い出しても楽しかった記憶はないし、今も楽しい毎日ではありません。そんなこと誰にも言っていないけど。こんな自分いやだな、こんな生活いやだなっていつも思っています。」って…
そんな内容がびっしり書いてありました。
いつも見せる姿からは全く想像できなくて…胸が熱くなりました。
人は、表に見せる姿だけで生きているのではないと知っているつもりだったけれど。
それでも、想像していなかった裏側を知ってこみ上げるものもありました。
そして、誰にも言えない心の内をここに綴ってくれたんだなと。
「表と裏」とか「陰と陽」とかっていうけれど、
みんなどちらも抱えて生きています。私もそうです…
「表」に見せる姿ってとてもわかりやすいけれど、
その姿だけでああだこうだ決めつけるはちょっと違うかな。
人に見せる部分だけを取り上げてあれこれいうことなく、
普段は見せない部分も想えるように…
今年度も、たくさんの新しい学生との授業が始まりました🌸
1人1人の表と裏、どちらも大切にみていきたいです…