ココハル日和

2024/07/19
子育ての悩みは一日でも早く相談すること

私の心理学(カウンセラー)の師匠とも言える先生のお言葉。

そして、私自身が2児の子育てを通して実感している言葉。

 

この先生は、私が心理学に興味をもったきっかけともなった方です。

小学校の教員をされていましたが、この先生を慕って、たくさんの親御さんが相談に来られていました。

その頃は、今のように「カウンセリング」は一般的ではなく、公的な子育て相談窓口もない時代。子どものことで悩みをもつお母さんの支えになろうと、ご自宅の一部を改装してカウンセリングルームを開いておられました。

私はその先生のお話を聴くのが好きで、小学校の教員となってから、何度もご自宅に遊びに行ってました。

 

その先生がおっしゃっていた言葉。

「子育ての悩みは、一日でも早く相談すること」

なぜなら…

子どもの成長は、とてつもなく早いから。

だから、1日でも早い時期に対応するのが良いのです。子どもの心が柔らかいうちなら、いろんな対応策があります、と。

例えば、幼い子どもなら、ぎゅっと抱きしめてあげるだけで解決できることも、思春期に入った子どもにそれは難しい。子どもが成長すればするほど、対応の仕方も簡単にいかなくなっていくと仰っていました。

そして、何より、早く対応すれば子どもも親も辛い時期が長引かないからね、と。

一方で、相談が遅くなったとしても、手遅れということはないんだよ。

困った、つらい、と思ったらいつでも扉を開けているからおいで、とも仰っていました。

 

この先生は、私が結婚する前にお亡くなりになったので、私の子育ての悩みを相談することができなかったけれど。

先生のつくりだすあたたかい空間や穏やかな言葉は、今でもよく覚えています。

そして、2人の子どもを育て、いろいろな壁にぶつかる中で、

「子育ての悩みは、一日でも早く相談すること」

を身に染みて感じています。

 

1人で抱え込みすぎない。

がんばりすぎない。

いくらでも方法はある。

だいじょうぶ。